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2023.05.21

作り込み過ぎず圧倒的に生っぽく。抜け感の魔術師が大人の女性に送る髪との付き合い方【ZACC vie 大野喜郎氏インタビュー #3】

3本目となる今回は、いよいよ大人髪のスタイルやセルフケアのやり方についてお伺いします。

* * *

バランス重視で叶える“生っぽい”大人髪




――40代以上の大人世代がスタイリングで気をつけるべきことを教えてください。

年齢を重ねると髪の悩みを隠すためにがっちり作り込もうとする場合があるのですが、それは逆効果だと思っています。極力、“生っぽさ”を残せるほうがいいですね。

目安としては「地肌から指を通したときに、毛先まで指が通る」状態で、自然な仕上がりにもっていくのが僕にとっては理想ですね。

――“生っぽさ”を実現できるのはどんなカットでしょうか。

髪の悩みで多いのがやはりボリュームとかクセ毛なんですが、それをなんとかしようと作り込もうとすると余計におかしくなってしまいます。

なので、もちろん限度はありますけど、レングスの設定やレイヤーの入れ方などを工夫して、できる限り希望のかたちに近づけていきます。カットっていろいろな技法があって奥が深くて、ハサミの使い方ひとつとっても試行錯誤が必要です。


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――40代になると髪を短くする方がいいんでしょうか。

ケースバイケースだと思います。実際、よく「切った方がいいですか」って聞かれますけど、僕は「いや、切らないほうがいいでしょう」って言いますね。

髪が細くなったりにコシがなくなったりしたら状態をみて短くしたほうがいい場合もあるでしょうし、レングスを短くすることで重心が上がって若々しく見えるというのもあります。

でも、お客さまがご自身で切りたいって思ってないなら、切らないことでの対策を練ることのほうが大切ですよね。切った方がいいってことはないです。

――年齢を重ねても長い髪を楽しんでいいんですね!?

すべてはバランスだと思っていて、トレンドも踏まえたいし、若々しくありたい。そういう願いにプロとして何ができるのかを考えます。

だって、お客さまが気にかけていることってやっぱり多くの場合、お顔をどう見せたいかということだと思うんです。髪型はそのお手伝い的な立ち位置で。「顔のかたちを丸く見せたいから、髪型をこうしたい」っていう。



たとえば、「韓国風」っていうトレンドがあったとして。これは小顔見せができるとか、フェミニンな印象になるとか、そういった副次的な要素を求めているんですよ。だったら、年齢的に「韓国風」はやめたほうがいい、とはならないですよね。

僕のお客さまが「韓国風」をやってみたいけど若作りになるのが不安っておっしゃったら、「韓国風」のスタイルの中に3〜4つ含まれているキーワードを、全部ではなくて1〜2つだけ取り入れるとか、しっかり考えていけば打開策はあるんです。



――大野さんが大人の女性におすすめするトレンドヘアっていうと?

ショートレイヤーですね。頭のかたちを丸くして、耳から少しもみあげを出して、首のラインに沿わせたスタイル。切りっぱなしに代表される重みのあるスタイルはまだトレンドが続いていますけど、今後はもう少し毛流れを活かしたレイヤースタイルっていうのが来そうだなと思っています。

――大人の女性が“生っぽさ”を出すためにおすすめな髪色はありますか?

色のトレンドはあんまり変わらないんですが、白髪が気になっている方はハイライトを使った「白髪ぼかし」が主流になっています。色み的には赤みが出にくいベージュ系などのやわらかいカラーが人気継続中ですね。

髪を極力傷めない乾かし方と触れ方。セルフケアとスタイリングのコツ



――若々しいヘアスタイルを保つためにできるセルフケアを教えてください。

じつは、手入れの仕方とかスタイリングって、とても大事なんです。

たとえば、ZACC代表の高橋が推奨している「ノーテンションワーク」というZACCの技術があるんですけど、これはブローのときに力を入れすぎたり熱を当てすぎたりせずに仕上げる方法なんですね。

美容院でブローしてもらうときって、地肌が引っ張られる感覚がありませんか?あれを毎日やると髪にダメージになってしまうんですね。

だから極力、ZACCのスタッフは「ノーテンションワーク」を心がけていて、お客さまにもそのやり方をお伝えしています。やっぱり毎日のホームケア、乾かし方や触れ方っていうのは髪の状態を大きく左右するんです。


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――スタイリングで気をつけるべきことはありますか?

これもお悩みに応じてなのですが、たとえば前髪にクセが出てきて割れるならカーラーを使ってみるとか、ブローのときは根元から風を当てるとか、奥行きが生まれるように曲線的な毛流れを作るとか。

きちんと乾かしてほしいので、髪を洗うタイミングは比較的余裕のある時間帯にして、時間がない朝などはローションで濡らしてブラシを入れていく程度にするとか。

しっかり乾いてないと、スタイリングしても持続性がなくなってしまうので。そのへんのところを施術の合間でお伝えできるようにしています。

――自宅でセルフケアするときにおすすめのヘアケアアイテムってありますか?



ZACCのオリジナル商品で、シャンプー&コンディショナー、トリートメントがあるんですけど、やっぱりおすすめで、お客さまからの評判もいいです。

無駄なものが入ってなくて髪の毛に優しいシャンプーなんですけど、いわゆるオーガニックシャンプーとかだときしみが気になるって方でも使いやすく仕上げてあります。僕も肌は弱くてシャンプーはけっこう選ばないといけないほうなんですが、ZACCのシャンプーはいいですよ、確実に。



あとは、これもオリジナルの商品で、発売したばかりの「セラムソーダ(炭酸セラム)」。これは地肌の美容液で、髪のツヤやボリューム、白髪対策、お顔のリフトアップ効果が期待できるものです。地肌につけてマッサージすると気持ちいいんですよ。



やっぱり髪に毎日触れているお客さまご自身でのセルフケアは大切です。

僕たち美容師は髪の専門家として、カットやカラーなどの技術でお客さまのご希望を叶えることはもちろんですが、間違った情報を正したり、より良いやり方をお伝えしたり、そういった部分でのお手伝いもできればと思っています。

  • 画像は全てイメージです。
  • 情報は記事掲載当時のものです。
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